猫の臭いの種類は3つあった?原因別、根本から消すプロの対策術 | 猫coco

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猫の臭いの種類は3つあった?原因別、根本から消すプロの対策術

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居間に立つ飼い主

「トイレは完璧に掃除したはずなのに、なぜか部屋が臭う…」 「愛猫のベッドも、ソファも、なんだか猫の匂いがする…」

猫と暮らす上で、多くの飼い主さんが直面する「臭い」の問題。消臭剤をスプレーし、換気をしても、なぜか消えないその臭いの正体は一体何なのでしょうか?もしかしたら、あなたは臭いの「発生源」を一つ、見逃しているのかもしれません。

実は、私たちが漠然と「猫の臭い」と感じているものは、**全く性質の異なる、少なくとも3種類の臭いが混ざり合った「カクテル臭」**なのです。

この記事では、私たち猫専用消臭剤「Clinicat」の開発チームが、消臭科学のプロとして、そして猫を愛する一人の飼主として、複雑な猫の臭いを3つの種類に分類し、それぞれの原因と、それら全てを根本から消し去るためのプロの対策術を詳しく解説していきます。

あなたを悩ませる「猫の臭い」、3つの正体とは?

多くの飼主さんは、猫の臭いの原因を「トイレ」だけだと思いがちです。しかし、それだけでは片手落ち。家全体を無臭空間にするには、これら3つの臭いの種類を理解することが不可欠です。

種類①:【生活臭】猫の「体」そのものが発する臭い(皮脂・唾液臭)

まず基本となるのが、猫が生きている証として自然に発する臭いです。

  • 原因: 顔周りや肉球、しっぽの付け根などにある皮脂腺から分泌される皮脂や、毛づくろいの際の唾液が主な原因です。これらが酸化することで、独特の獣臭となります。
  • 発生場所: 猫がいつも寝ているベッド、体をこすりつけるソファの角、お気に入りのクッションなど、猫のテリトリーに蓄積していきます。

種類②:【発生源臭】トイレ周りの強烈な臭い(尿・フン臭)

飼主さんが最も「臭い」として認識しやすいのが、この排泄物臭です。

  • 原因: 猫の尿に含まれるアンモニアと、肉食動物特有の硫黄系化合物(インドール、スカトールなど)を含むフン臭。この2つが混ざり合うことで、非常に強烈な臭いを放ちます。
  • 発生場所: トイレの砂や容器はもちろん、猫が砂を掻く際に飛び散るトイレ周りの床や壁にも、目に見えない臭いの元が付着しています。

種類③:【染み付き臭】家全体に染み付いた複合的な臭い(環境臭)

そして、最も厄介なのが、この「染み付き臭」です。

  • 原因: 上記の①と②の臭いの粒子が、長期間にわたってカーテンやカーペット、壁紙、家具の奥深くにまで浸透・蓄積したもの。
  • 発生場所: 部屋全体。特に、布製品や風通しの悪い場所が臭いを溜め込みやすいです。

私自身の経験ですが、かつて愛猫のトイレを完璧に掃除し、ベッドも洗濯したのに、リビングに入ると「なぜかまだ臭う…」という経験をしました。その正体こそ、カーテンやソファに染み付いてしまった、この**複合的な「環境臭」**だったのです。

なぜ、あなたの対策は効果がなかったのか?

もうお分かりですね。多くの消臭対策が失敗するのは、これら3種類の臭いのうち、どれか一つしかターゲットにしていないからです。

  • トイレの臭いを消しても、ソファの皮脂臭は残ったまま。
  • 芳香剤で空気をごまかしても、壁紙に染み付いた臭いの元は消えていない。

部分的な対策では、この「臭いのカクテル」に太刀打ちすることはできないのです。

プロの対策術:全ての臭いを「中和」する根本解決

では、どうすればこの3種類の臭いすべてを消し去ることができるのでしょうか。 その答えは、性質の異なる全ての悪臭成分を、まとめて化学反応で「無臭の物質」に変えてしまうことです。

この技術を**「中和消臭」**と呼びます。

この「全ての臭いに対応する」という点こそ、私たちがClinicatの開発で最もこだわった部分でした。トイレのアンモニア臭にも、ソファの皮脂臭にも、そしてカーテンの染み付き臭にも、これ一本で対応できる究極の安全性と効果を追求した結果、特定の**「天然ミネラル」**が持つ驚異的な中和能力にたどり着いたのです。

Clinicatの主成分である天然ミネラルは、アルカリ性のアンモニア臭も、酸性の皮脂臭も、そして硫黄系のフン臭も、その分子構造ごと分解し、臭いのない安定した物質に変えてしまいます。

原因別!プロのClinicat活用術

  1. 【生活臭対策】 乾いたきれいな布にClinicatを吹きかけ、猫がよく体をこすりつけるソファの角や柱、お気に入りのベッドを定期的に拭き上げます。これで皮脂汚れと共に臭いを元から断ちます。
  2. 【発生源臭対策】 トイレ掃除の仕上げに、砂や容器、そしてトイレ周りの床や壁にスプレーして拭き上げます。臭いの大元を無力化します。
  3. 【染み付き臭対策】 カーテンやカーペットなど、臭いが気になる場所に全体が軽く湿る程度にスプレーし、自然乾燥させます。繊維の奥に染み込んだ臭いの分子を分解します。

まとめ:臭いの種類を知れば、対策はシンプルになる

複雑に感じられた「猫の臭い」も、その種類と原因を理解すれば、対策は驚くほどシンプルです。

根本解決の鍵 = 3種類の臭い全てを「中和」すること。

もう、効果の薄い対策を繰り返すのはやめにしましょう。正しい知識と、本当に効果のあるアイテムで、あなたと愛猫の暮らしを、真に快適でクリーンなものに変えてください。

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消臭剤を持つ猫の飼い主

監修:田中動物病院 院長 獣医師 田中先生 獣医師。東京農工大学獣医学部卒業後、田中動物病院を開院。特に猫の行動学とアレルギー疾患に造詣が深く、猫の健康とウェルビーイングに力を入れている。特に、根本から悪臭を分解するメカニズムと、猫に優しい安全性を兼ね備えた消臭剤の重要性に注目し、多くの飼主さんへその選択を推奨している。

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この記事の著者

ケンケン

1978年生まれ。現在は妻と2匹の猫と暮らしています。
食品メーカーで20年以上、製品開発に携わってきた経験を活かし、現在は猫と飼い主のための消臭剤の開発にも取り組んでいます。
猫との暮らしで感じた「におい」や「安心」への疑問を、ものづくりの視点からカタチにしています。
このブログでは、実体験をもとに、猫との暮らしがもっと快適になるヒントをお届けしていきます。

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