猫が消臭スプレーを舐めても大丈夫?獣医が教える安全性の見分け方 | 猫coco

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猫が消臭スプレーを舐めても大丈夫?獣医が教える安全性の見分け方

床を舐める猫

ちょっと舐めただけ…それ、本当に大丈夫?

「うちの子、床をペロッと舐めちゃった」
「スプレーした場所を毛づくろいしてるけど、害はないの?」

そんな不安を抱いたことはありませんか?
猫はとてもきれい好きな動物。
自分の体や身の回りを舐めて清潔を保とうとします。
しかしその行動が、消臭剤の成分を体内に取り込むリスクを伴うことがあるのです。

私も30年以上、猫の衛生環境を見守ってきましたが、
「猫が舐めた後に体調を崩した」という相談は意外に多いです。
この記事では、猫専用消臭剤「Clinicat(クリニキャット)」の開発者として、
舐めても安全な製品の条件と、危険なスプレーの見分け方を詳しくお伝えします。


猫が消臭スプレーを舐めてしまう理由

毛づくろいの習性

猫は、体についたものを舐め取る習性があります。
スプレーが毛や足についた場合、自然と舐めて取り除こうとするのです。
特にトイレ掃除や床拭き直後など、まだ乾いていない時に触れてしまうことが多く見られます。

好奇心と匂いの反応

猫は嗅覚が人の数万倍も敏感。
人には“さわやかな香り”でも、猫には強烈な刺激に感じられます。
その違和感を確かめるために、舐めて確認しようとする行動をとることがあります。

飼い主の行動パターンをまねる

中には、飼い主が掃除をしている様子を見て“気になる”子も。
「自分のテリトリーを取り戻そう」として、
スプレー後の場所を舐めるケースもあるのです。


舐めると危険な成分とは?

精油(エッセンシャルオイル)

一見「天然」で安心に見えますが、猫にとっては強い毒性を持ちます。
猫は精油成分を分解する酵素を肝臓に持たないため、
体内に入ると代謝できずに**中毒症状(よだれ・震え・嘔吐)**を引き起こすことがあります。

⚠️ 特に注意が必要な成分
ティーツリー、ユーカリ、ラベンダー、ペパーミント、レモングラス、柑橘系(リモネン・リナロール)

アルコール類

アルコール系の除菌・消臭スプレーは、舐めた際に口腔や胃の粘膜を刺激します。
少量でも、嘔吐・よだれ・ふらつきなどの症状が出ることがあります。

界面活性剤・除菌剤

「除菌・抗菌」をうたう製品の多くには、第四級アンモニウム塩やフェノール系成分が含まれます。
猫の皮膚や舌に触れると炎症を起こすことがあり、
体内に取り込むと肝臓や腎臓に負担を与えることがあります。


舐めても安全な消臭スプレーの条件

1. 無香料・無添加であること

香料・防腐剤・着色料が一切入っていないものを選びましょう。
猫の嗅覚や体の小ささを考えると、**人間用に心地よい香りは“刺激臭”**になります。
「香りでごまかさない」ことが、第一の条件です。

2. 天然ミネラルや水由来成分で構成されていること

猫が舐めても安全な製品は、天然ミネラルや水のみで作られています。
例えば、Clinicatは硫酸アルミニウム・硫酸亜鉛などの天然由来ミネラルを主成分とし、
化学合成物質を一切使用していません。
人間の水道水処理にも使われるほど安全な素材で構成されています。

3. 臭いの“分解”ができること

香りで上書きするマスキング型ではなく、
臭い分子そのものを中和・分解できる製品が理想です。
これにより、舐めても体内に残る成分がなく、臭いの再発も防げます。


舐めてしまったときの対処法

軽度の場合

舐めた直後に元気・食欲があり、特に変化がない場合は、
清潔な水で口の周りを拭く程度で大丈夫です。
ただし、異常がないかを数時間は観察してください。

体調変化が見られる場合

以下の症状が出た場合は、すぐに動物病院へ。

  • よだれを垂らす
  • 口をクチャクチャする
  • 嘔吐・下痢・ふらつき
  • 目の充血・呼吸の荒さ

その際は、使用した製品を持参して獣医師に成分を確認してもらいましょう。


専門家が教える「安全性チェックリスト」

チェック項目YES / NO
香料・防腐剤・アルコールが入っていない
成分がすべて明記されている
“ペット対応”ではなく“猫専用”と明記されている
天然ミネラルや水由来の中和型成分
獣医師・専門家の監修や実証データがある

この5項目を満たしているかどうかで、安全性の目安がつきます。
実際、Clinicatはこれらすべてをクリアしています。


現場でのエピソード

あるお客様から「消臭剤をスプレーした床を猫が舐めてしまった」と連絡を受けました。
製品はClinicat。成分は天然ミネラルのみなので健康被害はありませんでした。
むしろその後、猫がトイレ周辺の臭いを気にしなくなったとのこと。

同じような相談が多かったことから、私たちは
「猫が舐めても安全」をClinicatの開発基準の最上位に設定しました。
今では多くの動物病院や保護猫施設でも採用されています。


よくある質問(FAQ)

Q. 舐めても絶対に安全な消臭剤はありますか?

「絶対に」と言えるのは難しいですが、Clinicatのように食品衛生基準を満たす天然ミネラル成分のみで構成された製品は、現実的に安全性が極めて高いです。
成分が“水とミネラルだけ”であれば、誤飲しても体に負担をかけにくい設計です。

Q. スプレー後どのくらいで乾かせばいいですか?

猫が触れる前にしっかり乾かすことが大切です。
表面が乾いてから再スプレーを行う「乾燥→再スプレー→乾燥」のサイクルを繰り返すと、臭い除去と安全性の両方を確保できます。

猫と飼い主

まとめ:安全性を「成分」で選ぶ時代へ

「ペット対応」や「天然成分配合」という言葉だけでは、
猫にとって安全かどうかは判断できません。

これからは、“舐めても安心な設計かどうか”を基準に選ぶ時代です。
Clinicatは、天然ミネラルと水だけで作られ、香料・防腐剤・アルコール完全無添加。
猫が舐めても、舌・皮膚・呼吸に刺激を与えず、
安心して日常使いできる「真の猫専用消臭剤」です。

あなたの猫が、今日も安全で気持ちよく過ごせるように。
製品選びの小さな意識が、大きな健康の差につながります。


→ 猫専用消臭剤「Clinicat」特集はこちら


監修:獣医師 田中先生
動物衛生分野で30年以上の臨床経験を持ち、猫の行動学と安全な生活環境づくりの専門家。

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