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猫が爪切りを嫌がる…その理由と、プロが教える簡単なコツ

猫の爪

「うちの子、爪切りを見ただけで逃げる」 「暴れちゃって切れない…どうしてこんなに嫌がるの?」 そんな相談を私は30年以上聞き続けてきました。爪切りはご家庭での“プチ戦争”になりやすいケアのひとつです。

実は、猫が爪切りを嫌がるのには理由があります。そして、正しい順番とコツさえ押さえれば、驚くほど静かに切らせてくれます。今日は現場で積み重ねてきた経験と、私自身の猫たちの失敗談を交えながら、誰でもできる爪切り術をお話しします。

猫が爪切りを嫌がる本当の理由

足先を触られるのがそもそも苦手

猫は“足先の触覚”がとても敏感です。 獲物を掴む、バランスを取る、着地する……生きるために重要な器官なので、不用意に触られると反射的に引っ込めてしまいます。

過去に痛い思いをした経験がある

深爪や、爪切りの“パチン”という音に驚いた経験があると、猫は記憶を強く結びつけます。 「爪切り=怖い・痛い」 このイメージができると逃げ癖がつきやすいです。

押さえつけられること自体がストレス

猫は基本的に拘束が苦手です。 無理に抱っこされる、固定される、体勢を崩される——。 これらがストレスを生み「嫌がる」行動につながります。

爪切りを成功させる準備ステップ

“足に触られる練習”から始める

いきなり切ろうとしてはいけません。まずは:

  • 寝ているときにそっと前足を触る
  • 肉球を軽く押して爪を出す練習をする
  • 触れたらすぐ離す(嫌な記憶を残さない)

これを3日〜1週間ほど繰り返すだけで、“触られること”への拒否が減ります。

爪切りの音に慣れさせる

爪切りの「パチン」が苦手な猫も多いです。 猫の近くで爪切りのおもちゃを切る、空中で軽く鳴らすなど、音だけ聞かせる練習をします。

ベストなタイミングを選ぶ

以下のタイミングだと成功率が圧倒的に上がります:

  • ごはんを食べた後でリラックスしているとき
  • 日向ぼっこで眠たそうなとき
  • 夜のまったり時間

元気いっぱいの時間帯は避けましょう。

プロが行う“爪切りの黄金手順”

1. 体を横向きにして、片腕でそっと支える

前から抱えるより、横に寝かせたほうが猫は安心します。 「押さえつける」のではなく、「寄り添う」イメージです。

2. 肉球をやさしく押して爪を出す

力を入れすぎると猫は嫌がります。 少しずつ、呼吸を合わせながら。

3. 白い部分だけ切る(ピンクの部分は絶対に切らない)

ピンクの部分は血管と神経が通っています。 光に透かすと見えやすいので、安全な位置だけを2〜3ミリ切ります。

4. 1本切れたら“大げさに褒める”

たった1本でもOKです。 猫は褒められると次に協力してくれるようになります。

5. 全部切れなくても中断していい

無理に全部切ろうとすると、猫はその記憶を強く持ちます。 “今日は2本だけ”“明日は3本”と、小分けで進めた方が成功します。

どうしても切れない猫に試してほしい方法

タオルで包む“バスタオル法”

大きめのタオルで猫の体を優しく包み、片足だけ出します。 病院でも使われる方法で、猫にとっても安心感があります。

高い場所で切る

机や洗濯機の上など、“自分から降りられない場所”では、猫は動きにくくなります。

二人で協力する

一人が頭をなでて落ち着かせ、もう一人が切るとスムーズです。

爪切りで絶対にやってはいけないこと

後ろ足から切る

後ろ足は蹴りやすく、嫌がりやすいです。 必ず前足からスタートしましょう。

強く押さえつける

押さえるほど抵抗は強くなり、爪切りがもっと嫌いになります。

深爪してしまう

出血や痛みにつながり、「次から絶対にさせない!」と思われてしまいます。

爪切り後にやると効果的な“ごほうびケア”

好きな場所を思いきり褒める

顎の下、耳の付け根、背中……猫が喜ぶポイントを丁寧に撫でます。

おやつをひとかけら

爪切り=良いことが起こる この記憶づけが、次の成功につながります。

爪切りにClinicatが役立つ理由(意外と知られていないポイント)

爪切り後の“ストレス舐め”にも安全

緊張した猫は、爪切り後に体を舐め回すことがあります。 そのとき、床やマットについた消臭剤を舐めても安全であることはとても大切です。

無香料だから“爪切り中のストレス”にならない

香りのある消臭剤は、猫の嗅覚には強い刺激です。 爪切り中の緊張に香りストレスが重なると、嫌がる原因になります。

まとめ:爪切りは“慣れる”ではなく“安心を積み重ねる”作業

爪切りがうまくいかないと、どうしても「私が下手だから…」と思いがちですが、そうではありません。 猫の性格・経験・環境が関わる、非常に繊細なケアです。

大事なのは、 ・無理をしない ・嫌な記憶を残さない ・安心できるステップで進める この3つだけです。

あなたと猫のペースで大丈夫。 今日の方法を取り入れるだけで、爪切りは今よりずっと“優しい時間”になります。

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くつろぐ猫


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