猫のブラッシングはこうやる!毛並みが良くなるプロのコツと注意点 | 猫coco

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猫のブラッシングはこうやる!毛並みが良くなるプロのコツと注意点

#健康

手を出す猫

「ブラッシングしようとすると逃げる…」 「全然じっとしてくれない」「逆に毛が乱れてしまった」 こうした相談を私は30年以上、飼い主さんから受け続けてきました。

ブラッシングは猫の健康管理に欠かせないケアです。 毛玉の予防、皮膚トラブルの防止、抜け毛対策、そしてスキンシップ。 でも、やり方を間違えると“痛い・怖い・嫌い”というイメージが定着してしまいます。

今日は、猫の衛生環境を長年見てきた立場から、私の失敗談も交えつつ、 猫が気持ちよく、自然に受け入れてくれるブラッシングの方法をお伝えします。

猫がブラッシングを嫌がる本当の理由

ブラシの刺激が強すぎる

猫の皮膚は人間の3分の1程度の薄さです。 硬いブラシでゴシゴシすると痛みを感じます。 特に換毛期は皮膚が敏感なので、嫌がる子が一気に増えます。

静電気がストレスになる

冬場や乾燥時期は、ブラッシングの“バチッ”が猫にとって大きなストレスです。 一度強く静電気が走ると、それ以降のブラッシングを極端に嫌がることもあります。

過去に強く押さえられた経験がある

逃げようとする猫を無理に押さえつけた経験はありませんか? 猫は体を拘束されるのが苦手で、これがトラウマとなってブラシを見るだけで逃げる原因になります。

ブラッシングの時間が長すぎる

猫は短期集中型です。 5分を超えるブラッシングは、ほとんどの猫にとって“長すぎる作業”になります。

猫が喜ぶブラッシングの準備

使うブラシの種類を正しく選ぶ

ブラッシングの成功は、道具選びで半分決まります。 猫の毛質に合わせて、以下のように選びましょう。

  • 短毛種:ラバーブラシ、ソフトピンブラシ
  • 中毛種:スリッカーブラシ(柔らかいタイプ)
  • 長毛種:スリッカー+コームのダブル使い

硬すぎるスリッカーはNGです。 皮膚を傷つけるリスクがあります。

ブラッシング前に“手で触れる”練習

いきなりブラシを当てるのではなく、まずは手で撫でて身体のラインを確認します。

  • 背中
  • 尻尾の付け根
  • 胸周り

これだけで猫は安心しますし、どこが嫌がりやすいか事前に把握できます。

ブラシに猫の匂いをつける

ブラシが“自分のもの”だと認識すると抵抗が減ります。 ブラシをそっとほおに当てたり、体に触れさせたりして匂いを移します。

プロが実践する“気持ちよさ重視”のブラッシング手順

1. 最初は“短時間”が鉄則

初日は10秒でも構いません。 短い成功体験を積み重ねるほど、長く続けられるようになります。

2. ブラシは“毛の流れに沿って”当てる

逆毛方向にブラッシングすると、猫は不快感を覚えます。 まずは背中から順に毛の流れに沿ってやさしく。

3. 毛玉は“根元を手で押さえて”取り除く

毛玉を引っ張ると皮膚まで引っ張られます。 根元を指で押さえて、毛先の方から少しずつほぐします。

4. ビクッとしたらすぐに中断する

猫の筋肉が一瞬緊張したら、そこは苦手な場所です。 別の場所に移るか、休憩するのが正解です。

5. 最後は“気持ちいい場所”で終わる

顎の下、耳の付け根、肩甲骨周りなど猫が喜ぶポイントで締めると、 「ブラッシング=気持ちいい時間」と記憶してくれます。

猫がブラッシングを好きになる頻度の目安

短毛種

週2〜3回で十分。 換毛期(春・秋)は週4回が理想です。

中毛・長毛種

毎日5分以内がベスト。 毛玉ができやすいのでケア回数が重要になります。

ブラッシングでやってはいけないNG行動

力を入れてゴシゴシする

皮膚が傷つき、ブラシ嫌いの原因になります。

無理に押さえつける

逃げる猫を押さえるほど、次回の成功率が下がります。

静電気対策をしない

冬場は特に要注意。 静電気防止のため、無香料・無添加のミストを軽く噴霧すると静電気が起きにくくなります。

ブラッシングにClinicatが役立つ理由

静電気を抑え、ブラシの通りが良くなる

Clinicatは天然ミネラルと水だけで作られているため、 静電気の発生を抑え、ブラシがスッと通りやすくなります。

猫が舐めても安全

ブラッシング中や後に猫が体を舐めても問題ありません。 皮膚の弱い猫でも安心して使えます。

無香料だから猫がストレスを感じにくい

香り付きのケア用品は猫にとって刺激が強いことも。 Clinicatは無臭なので、ブラッシング前のひと吹きにも向いています。
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褒められる猫

まとめ:ブラッシングは“嫌がるから無理”ではなく“方法次第で好きになる”

ブラッシングは、ただ毛を整える作業ではありません。 猫の健康と、飼い主さんとの信頼関係を作る大切なスキンシップです。

猫が嫌がるのは、性格や相性の問題ではなく、 刺激が強かった・時間が長かった・準備が不足していた このどれかであることがほとんどです。

今日お伝えした方法を試せば、ブラッシングの時間が今よりずっと穏やかで、優しいものになります。

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この記事の著者

ケンケン

1978年生まれ。現在は妻と2匹の猫と暮らしています。
食品メーカーで20年以上、製品開発に携わってきた経験を活かし、現在は猫と飼い主のための消臭剤の開発にも取り組んでいます。
猫との暮らしで感じた「におい」や「安心」への疑問を、ものづくりの視点からカタチにしています。
このブログでは、実体験をもとに、猫との暮らしがもっと快適になるヒントをお届けしていきます。

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