猫吸い好き必見!猫の匂いの正体と匂いを嗅ぐ時に注意すべきポイント

猫を飼っている方なら1度は試したことがあるかもしれない猫吸い。ふわふわの毛並みに顔をうずめて深呼吸をする行為は、愛猫の温もりや香りに包まれる癒しの時間です。しかし、間違った方法で行うと飼い主が病気になるだけでなく、猫にとっても大きなストレスになる可能性があります。そこで今回は、猫の匂いの正体と猫吸いを楽しむ際の注意点について詳しく解説します。
この記事を読むための時間:3分
猫吸いで感じる猫の匂いの正体とは
猫吸いがやめられない理由の1つは、リラックス効果のある心地よい香りによるものです。とはいえ、飼い主が感じる猫の匂いはさまざまで、以下のようにいくつかの種類に分けられます。
- お菓子のような甘い香り
- ポップコーンのような香ばしい香り
- お日様のような優しい香り
猫の匂いは、日頃食べている食事や生活環境など、さまざまな要因が組み合わさることで生まれます。以下では、猫の匂いのもととなる3つの要素を紹介します。
キャットフードの影響
猫の匂いに大きな影響を与えているのが、毎日食べているキャットフードです。日頃食べている食事の成分は汗などの分泌物に影響を与えるため、食べ物によって猫の体臭も変わります。例えば、コーンスターチが多く含まれるキャットフードを食べていると、ポップコーンのような香りになることがあります。
日向ぼっこの影響
日当たりの良い場所で昼寝や日向ぼっこをするのが好きな猫は、お日様のように匂いになりやすいです。日光に当てた布団のような温かく優しい香りが、猫の毛並みから漂います。
猫の毛や皮脂の匂い成分
猫の皮脂腺や臭腺から分泌される成分は、猫特有の香りを作り出す要素の1つです。口の周りや耳の付け根などに多く存在しており、マーキングの際に臭腺が多い部位を家の壁やドアに擦りつけることがあります。猫の汗や唾液自体は特別良い匂いというわけではありませんが、飼い主が愛情をもって接しているため心地よく感じられるようです。
猫吸いを楽しむ際の注意点
猫吸いは飼い主にとって癒しの時間ですが、猫にとってはストレスになってしまう場合があります。お互いが快適に過ごすためにも、猫吸いを行う際の注意点をいくつか押さえておきましょう。
猫の気分やタイミングを見極める
猫吸いは、猫の気分やタイミングをよく見計らってから行いましょう。甘えてきた時は、猫の体に顔を密着させても受け入れてくれる可能性が高いです。しかし、機嫌が悪い時や警戒している時に顔を近づけると、引っ掻かれることもあるため注意してください。また、食事中や睡眠中も驚かせてしまうため避けた方が無難です。お互いに良い関係を築けるよう、猫が嫌がる素振りを見せたらすぐにやめましょう。
過度なスキンシップを避ける
猫が嫌がっているにもかかわらず、長時間押さえつけたり無理に猫吸いをしたりするのは避けてください。猫にストレスを与えるだけでなく、飼い主側にも感染症などのリスクがあります。以下は、猫から人へうつる可能性がある病気の一例です。
- 回虫症
- トキソプラズマ症
- 皮膚真菌症
- 疥癬(かいせん)
- パスツレラ症
- 猫ひっかき病
衛生面に気をつける
猫吸いを安全に楽しむには、清潔な環境を保つことが重要です。部屋の空気や猫の毛が汚れていると、ホコリや花粉、雑菌を吸い込む原因となり、飼い主の健康にも影響を及ぼします。定期的に掃除を行い、空気清浄機や消臭剤を活用して、猫にも人にも快適な空間を保ちましょう。猫は匂いに敏感なため、洗剤や消臭剤は無香料タイプのものを使うのがおすすめです。
猫吸いで愛猫との絆を深めよう
本記事では、猫の匂いの正体と猫吸いを楽しむ際の注意点について解説しました。猫吸いは正しいタイミングと方法で行えば、愛猫との絆を深めるきっかけになります。ただし猫の気持ちを尊重し、無理の無い範囲で行うことが大切です。猫吸いだけでなく、他のスキンシップ方法も取り入れながら愛猫との良い関係を築いていきましょう。

