猫のうんちの処理方法は?臭い消しの手順やポイントまとめ

猫のうんちはトイレの中にあっても強く臭うことが多く、放置すると臭いが部屋中に広がってしまう場合があります。うんちを適切に処理しないと、臭いだけでなく衛生面にも影響を与えるため、すぐに処理して清潔な状態にしましょう。本記事では、猫のうんちの正しい処理方法と、臭い対策まで詳しくご紹介します。
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猫のうんちの臭いが強い理由
猫のうんちの臭いが強い理由は、以下のとおりです。
腸内環境とフードによる影響
猫の便の臭いは、腸内のバランスや食べているフードの内容に大きく左右されます。動物性たんぱく質の多いフードや、添加物の多い食事は腸内で分解されにくく、臭いが強くなる傾向にあります。フードの見直しだけで、臭いがかなり軽減するケースも珍しくありません。特に、シニア期の猫は消化機能が低下するため、腸に優しい食事選びがより大切です。
放置時間が長い
うんちをすぐに片付けずに放置しておくと、空気中の水分と混ざり、さらに強い悪臭を放つようになります。高温多湿の環境では特に臭いが広がりやすくなるため、できるだけ早めの処理が重要です。うんちを早く見つけられるように、こまめにトイレをチェックする習慣をつけておきましょう。目に見えない場合でも、臭いに気づいたら一度全体を確認すると安心です。
猫のうんちの正しい処理方法
猫のうんちの正しい処理方法を、以下の2つのパターンに分けて解説します。
トイレにうんちをした場合
トイレ内にうんちを発見したら、すぐにスコップで取り除きましょう。取り除いた便はビニール袋などに入れ、空気を抜いてしっかり口を閉じます。そのまま捨てると臭いが漏れるため、防臭袋を使うと安心です。
トイレ本体や周囲の猫砂に便のカケラが残っている場合もあるので、スコップでかき混ぜながらチェックしましょう。猫砂が汚れていると、猫がトイレを使うのをためらうかもしれません。こまめに取り除くことで、清潔な環境を維持できます。
トイレ以外にうんちをした場合
床やマットなど、トイレ以外の場所にしてしまったときは、まずはティッシュなどで便をやさしく取り除きます。フローリングの場合は、消臭スプレーやアルコール系クリーナーを使ってしっかり拭き取るのが良いです。
布製品なら、アンモニアやたんぱく質に対応した酵素系の洗剤を使って洗濯しましょう。排泄場所の臭いが残っていると、同じ場所で再びしてしまう可能性があるため、完全な消臭が再発防止につながります。
猫のうんち臭を抑える方法
猫のうんち臭を抑えるには、以下の方法があります。
- 便臭を抑えるフードに変える
- トイレでうんちをできる環境を作る
- 換気を見直す
便臭を抑えるフードに変える
便の臭いが気になる場合は、食事の内容を見直してみてください。消化吸収の良い原材料を使ったフードや、整腸成分を含むものを選ぶと、便臭が穏やかになる場合があります。急な食事の変更は猫に負担がかかるため、徐々に切り替えるのが理想です。定期的に体調や便の様子を観察しながら、フードの効果を見極めましょう。
トイレでうんちをできる環境を作る
トイレの場所が落ち着かない、人通りが多いといった環境だと、猫がトイレ以外で排泄してしまう可能性があります。静かでリラックスできる環境にトイレを置き、砂の種類や清掃頻度も猫に合わせて調整することが大切です。清潔な環境であればうんちを正しく行うようになり、臭いの広がりも抑えられます。トイレの形状や高さも、猫の年齢や体格に合っているか確認しておくと安心です。
換気を見直す
猫トイレのある部屋は、臭いがこもりがちになります。窓を定期的に開ける、換気扇を回す、空気清浄機を設置するなど、空気の流れをつくる工夫が臭い対策には欠かせません。猫用の脱臭剤や消臭ビーズを併用すれば、トイレ周辺の空気を快適に保ちやすくなります。エアコンを使用する季節でも、1日に数回は空気を入れ替える習慣をつけておきましょう。
猫のうんちは正しく処理しよう
猫のうんちは見た目以上に臭いが強く、放っておくと部屋中に広がってしまいます。早めに処理し、便の跡が残る猫砂や床にも適切な消臭ケアを行うことが大切です。日々のトイレチェック、フードの見直し、換気など、できる対策を積み重ねて臭いの悩みを解消しましょう。



